本店懇談・広島みどり信用金庫

物価高騰とコロナ禍による支援の充実を!

毎年、広商連は県内にある金融機関へ申入れと懇談を行っていますが、三次民商は庄原民商と一緒に庄原市に本店がある広島みどり信用金庫へ行いました。三次民商から国重会長、山田副会長、作田事務局長が参加しました。 

要望書
①コロナ禍、物価高騰で苦しむ事業者への資金協力を迅速に行ってください。特に資金供給(融資)は金額もさることながらスピードは命です。保証協会とも連携し、最大限の努力をお願いします。
【回答】
 最善を尽くし、スピーディー(案件や書類にもよるが1~2週間)な融資を心がけています。手形決済などは臨機応変に対応しています。


②コロナの長期化により返済に支障をきたしている業者の実情を汲み、返済期間や据置期間の延長、返済額の減額等の条件変更、借り換えや追加融資といった資金ニーズが必要となっています。こうした現状を汲み取り、最大限の支援を行ってください。
【回答】
 コロナで影響を受けられた事業者からしっかり話を聞き、条件変更等で対応しています。


③厳しい経済環境の下、財政内容(赤字)や過去の実績(一時的な遅滞や条件変更)、業種、年齢、性別、経験年数にとらわれず、中小業者の実情をきめ細かくお聞きいただき、ニーズにあった資金供給を迅速に行ってください。税金の滞納があっても分納や納税猶予など、納付状況や滞納の解消に向けた計画を元に弾力的に融資を実行してください。
回答】
 条件変更や伴走型融資で対応。状況によっては専門家を紹介する等の支援をしている。また本店と十日市支店で「よろず相談」を行っています。


④低利の公的融資制度など、中小業者に有利な融資制度を積極的に紹介・活用していただき、事業者の負担になる事業性フリーローンやカードローンへの誘導は行わないでください。特にキャンペーン等の理由での過度のお願いは行わないでください。
【回答】
 高金利な商品を勧めることのないよう、研修等で指導しています。


⑤税務署の調査に係る金融機関への反面調査(任意調査)の際には納税者である預金者本人に必ず連絡してください。
⑥預金者の財産と秘密を守り、納税者の権利を守る立場を堅持してください。また、預金者本人の意向を尊重し、預金者本人の意向を尊重し、預金者の承諾のない「調査依頼」には応じないようにしてください。
【回答】
 連絡をしている。コロナで調査が無いのでそういう経験も無い。


その後の懇談では参加した山田副会長は「借りても返す当てが無いので融資を受けないというのが現状。コロナ支援は所得税だけでなく住民税や国保にはね返り本当に厳しい。そういう状況を汲み取り親身になっていただき、国や自治体にも一緒に訴えてほしい」と吐露。みどり信金は「最近は保証協会付きの融資は負担を嫌い利用をためらう人が多い印象がある。なのでプロパー融資が多い。当行は地域に根差しているので地元の事業者を大切にし、三次、庄原を活気づけたい。それが次世代に繋がるという思いは同じ」と共有しました。