6年ぶり開催で、国保改善運動など学び合う
3月24日(日)、広島県連共済会主催で「いのちと健康を守る学習交流会」がおこなわれました。
10民商42名の参加があり、北民商共済会からは伊村理事長、横畑副理事長、礒邊副理事長、渡辺理事(川内)、礒道事務局員の5名が参加しました。会場は湯来ロッジ周辺で、午前中は湯来交流体験センター内で「国保改善運動」についての講演を聴講しました。
開会あいさつで平野県共済会理事長から「前回の宮島(北民商共済会担当で開催)での交流会から5年ぶりの開催。やはりコロナ禍の影響は大きかったと感じる。本日学習する『国保制度』は、低所得者ほど負担が大きく、無保険が原因で治療を受けないで亡くなる人も増えている。私たちの生活や命にも関わってくるものなのでしっかり勉強しましょう」と話がありました。
今回の講師は、千葉県社会保障推進協議会(社保協)・国保責任者の鈴木英雄さんが務められました。千葉県には県社保協の他、準備会も含めれば18の地域に社保協があり、ともに国保改善の運動にとりくんでいます。また鈴木さんは元々、民商や千葉県連で事務局員として働いていたそうですが、2015年に千葉県銚子市で起きた県営住宅追い出し母子心中事件の調査に志願して参加したことがきっかけで、社保協で国保問題に取り組むようになったそうです。
安心して医療を受けるためには、社会保障としての国保制度が大切ですが、新しくできた法律などでは、この「社会保障」の文言が使われなくなり、その代わりのように「自助と連帯の精神に~」とか、「国民の共同連帯の~」など、住民・国民の相互扶助にすり替わっているという話や、国保の運営方針が非情な効率化を進めさせているといった話をされました。