広島市が令和6年度の国民健康保険の保険料率を発表しました。(図1)
昨年に続き今年も、1項目を除き値上げされ、昨年と所得が同じ場合は全ての世帯が値上がりすることになります。限度額も106万円に値上がりしました。
所得に関係なくかかる人数や世帯にかかる「均等割」と「世帯割」が上がり、低所得世帯にとって厳しい負担増となっています。
広島市の公表する「国保料の目安」によると(収入・生活費に占める負担が重い国保料。図2)、
年間所得に対する国保料の金額は、1人世帯では所得額の15.3%に、3人家族(40歳以上2人含む)世帯では所得額の19.1%(前年は17.4%)を占める事になります。
いずれの家族構成でも、低所得世帯ほど、家計に占める国保料の割合が高くなっています。
所得が高いほど納税額が増える所得税などと逆行し、逆進性の高い状態となっています。
滞納は放置せず民商へ相談を
毎週木曜日の「陽気な道場」にも、国保料を含む税金が高くて払えないという相談が相次いでいます。
払えないからと放置せず、支部や民商事務局へ、まずは相談しましょう。
また、広島北民商も加盟する広島市社会保障推進協議会でも、広島市に対し国保行政改善の交渉をおこなっています。