広島は8月6日、79回目の原爆の日を迎えました。毎年、この広島・長崎の原爆の日に合わせて交互に本大会を行う「原水爆禁止世界大会」。今年は広島が本大会となり、会場には約3700名、オンライン参加者約1300名の約5000名が日本全国、また世界各国から参加し、核なき世界実現へ向け交流しました。
この世界大会が開催されるきっかけが「水爆実験で魚が敬遠されて売上げ減で困った」東京の民商会員の寿司屋さん。「水爆実験をやめてほしい」と米大統領あてに手紙を送った行動が世界の共感を得て広がったものです。きっかけが民商会員という事もあり、広島民商も毎年大会と関連行事に参加しています。
日本は戦後79年を維持できていますが、世界ではロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザなど戦争の真っ只中の地域もあります。私たちの暮らしと権利は平和でないと維持できません。戦後復興時に発足した民商では、先人の経験から「平和でこそ商売繁盛」をモットーに平和探求も理念に掲げて活動しています。毎年会員参加枠を設けていますので、興味のある方は次回ご参加ください。
感想 濱本智子さん(広島民商事務局)
閉会総会に初めて参加しました。被爆者の体験談も聞くことができました。被爆者の平均年齢は85才を超えており、体験談を聞けるのはとても貴重でした。被爆者の方々も「生きているうちに核兵器廃絶を」と声を上げていました。
海外からも反戦運動の青年リーダー、レックス・アレックスさんが大学の校内でデモキャンプを行った体験を話されました。自分の意志を表明すること、声を上げることはとても大切なことだと思いました。
今日本では核抑止力を口実に戦争する国づくりと、大軍拡に向かって進んで行っています。平和とは真逆の方向ではないでしょうか。被爆者とともに若い世代とともに、平和な未来を切り開いていける日本であってほしいと感じました。
ノーモア・ヒロシマ ノーモア・ナガサキ ノーモア・被爆者 ノーモア・WAR!
平和行進
8月4日、全国をリレーで繋いで来た4つコースの平和行進がゴールの平和公園目指して出発。広島民商の事務局・役員も4つのコースに分かれて参加。「核兵器はいらない」「戦争はやめよう」など平和を訴えるシュプレヒコールで平和を訴えながら平和公園まで行進しました。
灯ろう流し
6日の夕方からは灯ろう流しを実施。石立事務局長が要員として参加し、原爆で亡くなった多くの犠牲者の魂を弔う灯ろうを元安川へ流しました。