専門家を講師に招き疑問に回答
19日、経営対策部会主催の「住宅ローン相談会」が開催され、住宅ローンアドバイザーの喜田聖崇さん=神辺・不動産=が講師を務めました。参加者は7名。マイホーム購入に関する様々な疑問に答える形式で進行しました。
一体いくら借りられる?
小林さん(仮名)=建設土木業=からの「住宅ローンでいくらまで借りられるか事前に知る方法は?」との質問に対し、「金融機関が借入可能額を算出する際に目安とするのが『年間返済限度額』です。年収400万円以上の方は年収の35%(※140万円)、年収400万円未満の方は30%が年間返済に充てられる目安です。住宅ローンだけでなく他の借入も含めた年間の返済額がこの範囲に収まれば、審査が通る可能性が高くなります。具体的な借入額が決まっている場合は『事前申し込み』を行うと良いでしょう。」
固定?変動?
また、「ローンを組む際、頭金の有無が審査に影響するか?」という質問には、「頭金の有無そのものが審査結果に大きく影響することはありません。ただし、申込時に金融資産として自己資産を申告することで、資産があると判断されます。たとえ頭金を入れていなくても審査にはプラスに働く場合があります」と説明。「固定金利と変動金利のどちらがお得?」という問いには、「今までは変動金利がお得でしたが、今後の日銀の利上げやインフレの影響を考えると不透明な時代に突入しています。自分で判断できて金利の安さを選ぶなら変動金利。担当者がしっかり対応してくれて、自分で悩みたくない人は固定金利を選ぶほうが良いと思います」とグラフを使いながら詳しく解説しました。参加者の松本さん=美容業=は「分かりやすく話してくれた。人生で一番大きな買い物なのでマイホーム購入を考えている会員さんは一度喜田さんに相談すると安心できると思いました」と感想を語りました。