政策金融公庫で300万円の融資実現乙川克己さん=幸千・軽貨物業=
軽貨物業を営む乙川克己さん=幸千=が、このたび日本政策金融公庫からの融資300万円を実現しました。車両購入費用に充てることで、さらなる事業拡大を目指します。
知人の紹介で入会
乙川さんが民商を訪れたのは4月初旬のこと。知人の紹介がきっかけでした。
これまで車両をリースで利用していましたが、修理費がかさむようになり、自動車販売店からリースの継続を断られたため、車両の購入が必要になったと言い、「まとまった資金がないので、融資を受けたい」と民商に相談しました。乙川さんは15年前、1台の車両から事業をスタート。今では下請けを含め7台の車両を所有し、福山市北部エリアの配送を担うまでに規模を拡大してきました。しかし、物価高騰の影響でガソリン代などの経費や消費税の支払いに頭を悩ませていました。
「記帳や商売について民商に相談したい」という思いから入会を決意。民商のサポートのもと、車両や経理用パソコンの見積書、確定申告書など、融資に必要な資料の準備を進め、後日、政策金融公庫へ融資を申し込みました。面接では、これまでの実績や増加する荷物量に触れ、車両台数を増やして売上と利益を伸ばしていく具体的な計画を説明。その結果、5月末には希望通り300万円の融資が実行されました。
支部役員に就任
乙川さんは幸千支部の総会にも積極的に参加し、他の会員とも交流を深めています。
「できることは手伝わせてもらいます」と、毎週近所の読者へ商工新聞を届けることを買って出たほか、経営対策部の役員も引き受けました。「今まで税理士に頼んでいましたが、これからは自分でできるよう頑張りたい」と、今後の抱負を力強く語ってくれました。