最近話題のAI。言葉は聞いていても実際にどんな事に使えるのか分からない!そんな声に応えて、今月の学習会は9月17日に『生成AI』をテーマに実施。リコージャパン株式会社によるオンライン講座として開催し、リアル・オンライン含めて40名が参加しました。
AIとはどんなものなのか?どう使うのか?など基本的な事から、実際に業務のどのような場面で使われているのかなど実例を交えて学習していきました。
AIの主目的は業務改善・品質向上、生産性の底上げです。AIで削減された工数を新たな業務や新規事業に振り向けることで、売上拡大に貢献できます。
まずは、業務の可視化・人材育成から始め、「文書の電子化」を経て、「ChatGPT」や
「Copilit コパイロット」のような個人業務向けAIの活用、「社内文書の有効活用」、そして「特定の業務へのAI適用」へと進むのが効果的です。
AIは全ての業務に使える!?
AIには得意・不得意があり、人間の判断を100%代替できるわけではないため、対象業務を見極める必要があります。
AIの得意な業務とは!?
情報検索、メールや文書の作成・添削、要約、アイデア出し(壁打ち)、エクセル関数の提案、プログラミング支援など多岐にわたります。文書作成やアイデア出しに活用し、業務時間を短縮できます。
例えば、こうした学習会を開催する際にも、「学習会の表題を考える」「内容をまとめる」「文章の校正をする」などで活用できます。また、「どんな質問が出そうか?」をいくつか挙げて貰った上で、あらかじめ資料に反映させるなどの準備も可能となります。
AI活用の注意点
汎用AIの問題として「ハルシネーション(もっともらしい嘘をつくこと)」や「社内機密情報への対応不可」という弱点があります。社内情報は一般には出回っていないため、一般的なAIに質問しても回答は出てきません。かといって、社内情報を蓄積し学習させると、その情報が外部に漏れるのでは?という懸念も出てきます。
例えば、社内で作成した顧客リストなどをAIが学習してしまうと、オープンに検索できるようになるのでは?等、情報漏えいの心配が付きまといます。
こうしたリスクを無くす独自の生成AI「RICHO Chatbot Service 生成AIチャット from 社内ナレッジ」で、社内の情報を安全に蓄積し、効率よく利用できるサービスも提供していますとリコーのPRもありました。是非参考にしてみてください。
見逃したという方は事務局までご連絡ください。URLを案内します。
よく使われているAI
ChatGPT
誰でも簡単に使えるチャット形式のUI、高い精度、無料または低価格で利用できるため、爆発的に普及。情報検索、メールや文書の作成・添削、要約、アイデア出し(壁打ち)、Excel関数の提案、プログラミング支援など。効果的に活用するには、質問(プロンプト)の仕方が重要であり、「文脈/意図を伝える」「条件/制約を明示する」などの工夫が必要です。
Microsoft 365 Copilot
Word, Excel, PowerPoint, Teams, OutlookなどMicrosoft 365の各サービスと連携し、会議の要約、文書の下書き作成、プレゼンテーション準備、データ分析、メール作成などをサポートし、個人一人ひとりの生産性を向上させます。
AIとは
人間の脳が普段行っているさまざまな知的活動を、コンピューターでも同じように再現しようとする技術のこと。自動車の自動運転や音声アシスタント、お掃除ロボット、顔認証システムなど。
機械学習とは
AIに大量のデータを読み込ませて背景にあるルールやパターンを学習させ、その成果に基づいて未知のデータを予測・判断できるようにした技術
ディープランニングとは
従来の機械学習との違いは、「データの判別に必要な情報を、人間が事前に指定しなくてもAIが自動で抽出できる」ようになった点であり、人力での特徴量の指定が難しかったテキストや画像、音声といった非構造化データも、AIで取り扱えるようになった。


