多くの事業者が長引くコロナ禍で厳しい経営を強いられた2021年。様々な業種で廃業、倒産が相次ぎました。このコロナ不況を強い気持ち、努力やアイディアで乗り切り2022年を明るい年にしようと取り組んでいる会員をご紹介します。
佐藤雄治さん=東2・看板業=
看板製作・施行工事を手掛ける有限会社サトー看板を立ち上げて40年。そろそろ仕事を引退して老人ホームに行こうかと考えていました。
新たな分野へ挑戦
そんなある日、3Dプリンター紹介され、もともと関心はあったのですが、当時は色味も少なく、出来上がった製品の耐久性も良くなかったので導入はしませんでした。しかし今回した紹介された3Dプリンターは1000万色のフルカラーに対応でき耐久性も高く「これは皆の思い出の瞬間を形にできるかも」と感じ、佐藤さんのものづくりへの意欲が爆発。引退を撤回し、新しい分野に思い切って挑戦することにしました。早速3Dプリンターを購入し、3Dグッズ・オリジナルフィギュア事業を展開することに決めました。佐藤さんは「人生の中でとどめておきたい最高の想い出や気持ちを形にできれば宝物になる」との想いでオリジナルのフィギュア製作を始めました。
花嫁姿をカタチに
佐藤さんは「知り合いの娘さんの結婚御祝に娘さんの花嫁姿をフィギュアにしてプレゼントした時に「ありがとうございます。作っていただいて本当に嬉しい」と感謝の言葉に感激し「本当に作って良かった」と思いました。今年も最高の瞬間を形にして、皆さんに喜んで貰えるよう頑張ります」と新年の抱負を教えてくれました。
想い出を形に
フィギュアの大きさは、10cmから60cmまで作れます。費用は一万円~十万円と大きさによって異なります。注文して約一週間で引き渡せます。世界に一つだけの思い出の商品をつくってみませんか。きっと一生の宝物となるはずです。
三島恭子さん=誠之・サロン=
毛穴ケア・リラクゼーションサロンSunflowerを2018年7月に開業した三島さん。コンセプトは「子育て世代のお母さん、忙しく働いている女性、自分が使えるお金が少しだけという人に贅沢なエステではなく、気軽にリフレッシュしてもらえるサロン」で一人一人のお客様に向き合うために一日2人限定で施術をしています。オープンしたキッカケは結婚後、家事や育児に追われ疲れていた三島さん。近所にあったエステサロンで初めて施術を受けました。
私もこの道で
人を笑顔にしたい。自分で事業をしたいと模索中だった三島さんは「たった一回の施術で、肌が生まれ変わったと同時に、心も生まれ変わったような実感をし、私もこの道でやっていこうと決意しました」と話てくれました。仕事を掛け持ちながら、エステティシャンの資格を取得、念願の開業にいたりました。開業後もお客さんに喜んで貰えるようにさらに技術に磨きをかけたいと期間中は1人1回無料施術というサービスを実施し、お客さんに気軽にエステ体験ができたとたいへん喜ばれました。
技術を磨いて
「お金をもらえるようになるには、技術を身につけることが一番の近道」と語る三島さんはコロナ禍でお客さんが減り出来た時間も技術習得の為に費やしました。「毛穴ケアで悩んでいたお客様を思い出し広島県で初の「毛穴エクストラクションJAPAN」の資格を取得しました。少しでもお客さんのキレイと笑顔の為になることなら惜しまず技術を磨きます」と笑顔で語ってくれる三島さんの次なる目標は「自分の力では隠せないあざ等を化粧の技術で見えなくする『メディカルメイク』の資格を取ること。もっと笑顔で過ごせる人を増やすため頑張りたい」と計画しています。元気がもらえるエステサロンに足を運んでみてください。