「仲間の支援と学習が力に」

民商に入って対策できた
昨年7月14日から税務調査を受けていた城南支部の中村さん=仮名・大工=は、8か月にわたる調査を終え手記を寄せてくれました。

現場で仕事をしていたところ、福山税務署から突然税務調査の電話が入りました。
自己流で申告をしていたので目の前が真っ白になりましたがすぐに、税務調査を経験した野崎さん=神辺支部長・屋根工事=のことを思い出し電話をしました。
野崎さんは「自分は民商で学び助けられた。一緒に勉強しながら乗り越えよう」と励まされ、さらに妻の友人である三島さん=誠之支部=からも民商を勧めてもらい入会しました。会員の皆さんは、忙しい中、税務調査対策会議を開いてくれ、銀行へ反面調査の申入れや調査への対応を学びました。
初めての立会調査では税務署員の威圧的な態度、民商の仲間に対する暴言があり、4日後に税務署へ抗議に行きました。初めは抗議に抵抗がありましたが、税金対策部会で「納税者の権利」「税務運営方針」など学び、多くのアドバイスをもらい、その後の調査で思ったことを遠慮なく言うことができました。
銀行への反面調査は行われましたが「絶対に取引先へ行かないでほしい」と抗議の場で言え、行かせなかったのは自分の中で大きな収穫だったと思います。
調査を終えて、税金の支払いは発生しましたが「仕入税額控除否認」や「青色申告取り消し」は行われませんでした。もし自分で対応していたら、多額の税金を払うことになっていたと思います。 「換価の猶予」を活用して無理せず納税しながら、記帳や学習をしっかりやっていこうと思います。友人2人のおかげで民商に入会し、仲間たち、妻や子供も家族全員が8か月に渡る調査に協力してくれ終了することが出来ました。