一度に払いきれない税金はどうする?『換価の猶予の申請で安心納付』

物価高騰の影響で、税金を払いたくても一度に払えない状況が広がっています。

新型コロナの感染も落ち着き、営業や生活の実情を無視した滞納処分が広がる事も予想されます。福山民商税金対策部は税金が払えない時は、換価の猶予の申請をしようと呼びかけてます。
3月20日、納税猶予の学習会を開催し、書類の書き方や注意点を学びました。
換価の猶予を申請すれば、差し押さえが解除出来たり、売掛金や生命保険、車や仕事の道具の差し押さえを止められるばかりか、延滞税も軽減出来ます。
一年以内の分割納付も可能で、三回以上で分納したい人にもおすすめです。

制度知って欲しい
大成さん=エステ=は『この制度をもっと知って貰う為に、支部の会員さんに声をかけていきたいです!』と話しました。
田頭さん=洋服販売=「単なる分納は口約束にすぎず、延滞税の減免(8・7%から0・9%)もない。一度や二度支払が遅れたら、差し押さえされる恐れもあります。生活が出来なくなって、もしかしたら命を絶つ人も出て来るかもしれない。大変だけど自分で書類を作成しきちんと申請をしていたら、そういう事もなくて安心出来るね」と話をされました。

申請するには?
換価の猶予の申請では、事業収支(売上―経費)―生活費=毎月の返済額を示します。
また、現在の現金預金―運転資金等+生活費=現在納付可能額を求めます。
自主計算を元に、営業と生活の状況を数字で掴む事が重要です。
無理のない支払いの交渉力になります。

言いにくいことでも民商なら大丈夫
大成さんは「滞納している事は人には中々言いにくいので、会員同士が普段から声をかけあって、なんでも話せるようにしていきたいです」と感想を述べられました。
田頭さんも「1人で悩んでいる人が居るかもしれない。何でも相談して貰えるように、日頃から声をかけて関係を築いていこう」と感想を述べられました。
お悩みの方がいらっしゃれば是非民商へご連絡ください。