令和5年度の広島市の国保料が発表されました。
昨年度と比較して上がった項目を赤字にしています。
ほぼ全ての項目で保険料がアップしており、最高額は104万円となりました。
加入者一人当たりにかかる均等割、世帯ごとにかかる平等割が上がっていますので、低所得者にとって厳しい内容となっています。物価高で光熱費も高騰している中、命を守る社会保障であるはずの国保が生活を圧迫するものとなっていることは大きな問題です。
国保料は前年の所得によって決まるため、失業や収入減で支払いが難しくなる場合もあります。
急激な円安や、物価高、資源高騰による影響で利益が下がり納付が困難という方は、まずは民商へご相談ください。
払えないからといって放置しておくと、預金や売掛金の差し押さえに至る場合もあります。
昨年と比べて一定以上利益が減少している場合は減免申請が可能です。
対象となる方は減免制度も活用しましょう。
国保減免制度(広島市)
直近3カ月の所得が前年の所得と比べ、30%以上下がった場合には減免制度の対象となります。
但し、預貯金が一定以上あると申請できないので注意が必要です。
申請期限はその月の納付期限の1週間前までで、遅れるとその月は申請できません
(6月の納付分から減免を申請する場合は6月23日までに申請書を提出となります)
申請には直近3カ月の売上・経費の計算(月ごとに集計)が必要です。
申請も2カ月に1度ごとで所得が下がっている事が条件です。
※世帯全体の所得・預貯金が対象となります。家族がいる方は年金・給与なども考慮しましょう。
対象になるかどうか分からない方は、令和4年分の確定申告書、直近3カ月の売上・経費をまとめて民商事務局までご相談ください。
改善の要求を!
民商では毎年保険年金課と交渉し、「払える国保料」への改善を求めています。
また、安易な滞納処分・差し押さえは行わず、減免制度も積極的に活用し、生活を脅かさない対応を要望し続けています。
民商でしっかり学習し、一緒に制度改善に取り組んでいきましょう!