中止・延期の運動も継続!
インボイス制度の開始が狙われる10月1日まで1カ月となりました。
引き続き中止・延期を求めて、8月1日には宣伝デモ行動にとりくみ、それ以降も60名余りの反対署名も寄せられています。不定期開催中の「インボイス対策学習会」も、制度開始が近付くにつれ、再び参加者が増えてきました。
8月22日(火)は、朝・昼・夜の3部構成で開催。19会員22名が参加し、夜の部は竹本税対部長らも参加して一緒に学び合いました。
礒道事務局員が制度の内容や問題点を説明し、業種や業態も様々な参加者からの質問にも答えながら進め、申請を希望する人は最後に項目を一つひとつ確認しながら一緒に申請書を書き上げました。
春先は「元請から申請を急かされる」という声が多かったものの、最近は「まだ何も言ってこない」という取引先が多いようです。
これは政府が「インボイス登録の強要は、独占禁止法違反や下請法違反の恐れがある」と注意喚起したことで、鹿島建設や大林組、住友不動産などの大企業が「インボイスの登録は強要しない。未登録を理由にした取引打ち切りもしない」と方針を打ち出した(商工新聞7月10日号等)ことなども影響していると思われます。この日も学習会で説明を聞いた参加者で、「登録しなくても取引できるなら、それに越したことは無い」と、制度反対の意思も表明して、申請は様子を見るという方も少なくありませんでした。