第55回重税反対全国統一行動in福山集会

インボイス廃止求め中小事業者がデモ行進 全国500ヵ所で6万7000人が一斉アピール
今年で55回目となる3・13重税反対全国統一行動福山集会、インボイス制度が実施されて初めての確定申告を迎え、約300名が集いました(主催:3・13重税反対統一行動福山実行委員会)。
集会後のデモ行進では「裏金議員に課税しろ!」「インボイス制度を廃止しろ!」と書かれたプラカードを掲げて元気に行進し、税務署では毅然と申告書を提出しました。
全国で同時刻に約500ヶ所、約6万7千人が参加しました。
司会を務めた国民救援会広島県東部支部の祝さんは、倉敷民商弾圧事件の経過を説明し26日に開かれる裁判の傍聴を呼びかけました。
政治を変えよう福山民商の藤井会長は「裏金を受け取り私腹を肥やす自民党議員は『申告するかどうかは議員の判断』と言い出し、国税庁も調査しようともしない。中小業者へは容赦ない調査を行いながら、さらにはインボイスも強行して地獄の底に落そうとしている。声を上げ、仲間を増やし、政治を変えよう」と主催者あいさつを行いました。

実行委員会団体を代表し福山医療生協の乃美専務理事は「岸田政権は43兆円という莫大な軍事費を生み出すため、増税とあわせて医療や介護の社会保障を削ろうとしている。誰もが安心して暮らせる社会の実現に一緒に奮闘しましょう」と挨拶し、日本共産党の河村県議は「みなさんが集めた署名が力になり広島県は1万6千円増税になる国保税の統一化を断念したが、福山市は黒字のため込み金がありながら、9千円も国保税引き上げ、介護保険料も7千円値上げしようとしている。4月に行われる市議会議員選挙で中小業者の営業や暮らしを守る政治を実現しよう」と述べ、予定候補の清原だいきさんと塩沢みつえさんを紹介しました。

税金の民商広がる基調報告を行った藤本事務局長は「インボイス制度の導入で多くの業者が不安を抱える中『税金は民商』と紹介が広がり、1月以降39名の入会で1000名会員を回復しました。あと4名会員を増やし、7年連続会員増勢を実現しよう」と訴えました。
集会後、3グループに分かれてデモ行進を行い、桒原さん=飲食業・料飲=はじめ3名が宣伝カーからアナウンスで重税反対を呼びかけ、各行進団からは野崎さん=屋根工事・神辺=など6名の役員が行ったシュプレヒコールに続けて「裏金議員を課税しろ」「インボイス制度を廃止しろ」と元気に声を出して税務署までデモ行進しました。税務署へ到着すると順番に毅然と申告書を提出。消費税の申告書を提出する人も増えましたが、提出方法の周知や税務署の受付け窓口の増設でスムーズに終えることができました。集会を成功させようと事前の打ち合わせ、会場設営や受付、宣伝カーの運転やアナウンス、行進団の誘導やシュプレヒコールを分担して取り組みました。ご協力いただいた役員、会員のみなさんありがとうございました。日本共産党の大平喜信元衆議院議員、広島県労働組合総連合の神部泰議長から連帯のメッセージが寄せられました。