登録はあわてず、まずは制度反対・中止の意思表示を

今年10月のインボイス制度開始に向け、政府の焦りと必死さが表れています。
政府は、インボイスの登録を当初3月末までとし、4月以降は「困難な事情がある場合」に限り、その事情を記載する事で受け付けるとしてきました。
しかし、登録者数が思うように増えず、3月末までの全対象者の登録が難しい事から、年末の閣議決定で「4月以降の登録でも、困難な事情の記載を求めない」と見直すことを決めました。
大手企業や商工会などを通して3月末までの登録を半ば強要してきた方針を変え、期限を実質9月末まで伸ばした形です。

政府の方針転換は、裏返すと、それだけ登録者数が少ないという事であり、今の登録状況では制度が機能しないという事の表れでもあり、民商・全商連が「制度反対、制度中止の思いを、『すぐに登録しない』事で意思表示しよう」との方針も後押しされた形です。
引き続き、周りの業者にも「登録はあせらずに」、「反対の意思表示を」と声を広げ、制度の延期・中止を求めましょう。

以下の日程で、免税業者を対象にしたインボイス対策学習会を開催します。
北広島町で国にインボイス制度の延期を求める意見書が採択されるなど、変化も出ています。
正念場のこの時期に、制度反対の声を大きく広げましょう。

免税業者の方を対象にした『インボイス対策学習会

インボイス開始時(今年10月)に『免税業者』※の方を対象におこないます。
知り合いの業者の方も誘ってご参加ください。
免税業者以外でも、免税業者と取り引きがある方なども参加できます。

※インボイス開始時(今年10月時点)に『免税業者』となる方は、
・個人は2021年1~12月の、
・法人は2年前の10月を含む期間の、売上高(税抜)が1000万円未満の業者。

日時と場所

①1月20日(金)夜7時
 安佐北区民文化センター

②1月25日(水)夜7時
 安佐南区民文化センター

制度の問題点と対策を一緒に確認しましょう。