女性部「おかあさんの被ばくピアノ」映画鑑賞


8月3日(火)、女性部主催で「おかあさんの被ばくピアノ」上映会を行い、小学生から大人まで17人が参加しました。映画の上映設備は会員のシネマキャラバンさんが設置。民商4階で大きなスクリーンと音響を使って本格的な映画鑑賞ができました。

冒頭、島友香部長より「新型コロナウィルスの影響で集まれない日々が続き女性部としての活動ができませんでした。感染が落ち着いた先月、話し合って鑑賞会を企画しました。広島で実際に活動していらっしゃる調律師の矢川さんをモデルにしたこの映画をみなさんで観て、戦争や原爆について考えるきっかけにしたい。これを女性部の新しい活動のスタートにしたいです」との力強い挨拶から開始されました。

映画は、東京で生まれ育った主人公が、知らないうちに祖母の被ばくピアノが寄贈されていたことをきっかけに、自身のルーツや被ばく2世の母親がなぜ広島から距離を置いていたのかを考え始めるー。広島を訪れ、被ばく2世の調律師・矢川さんを通じて祖母の記憶とピアノに向きあうことによって「自分が広島について何も知らなかった」と気づき、「何も教えてくれなかった」と反発していた母親の苦しみにも気づいて家族の関係を取り戻していく物語です。

2時間近い上映時間となりましたが、みなさん最後まで集中して観ておられ、涙で目が真っ赤になっている方もいらっしゃいました。皆さんからは、「時空を超えて、母娘・人の心を結びつける想いを感じました」「周りの人たちにも伝えようと思う」「本当に平和の大切さを訴える作品だと思った」「予想以上に良かった。ピアノや歌、音楽もしっかり聴けた」「もっとたくさんの人に見てもらいたい」「改めて戦争は嫌だと思った」などたくさんの感想が寄せられました。

また、「やっぱり集まるのはいいね」「記帳教室をやってみたい」など今後の活動についても意見が出ていました。女性部ではコロナに負けずに引き続き活動を続けていきたいと思いますので、皆さんも是非ご参加下さい。