広島市令和4年度国保料決定 依然高く最高額アップ

令和4年度の広島市の国保料が発表されました。昨年と比較すると青字が下がった部分、赤字が上がった部分です。
少し下がったように見えますが、国保料はもともとが高く、生活を圧迫しているのが現状です。
昨年は、休業支援金等で所得が多くなった方もあり、今年度から賦課される国保料が例年より高額となっている場合もあるかと思います。


苦しい方は減免を確認しよう!
コロナ減免について
一昨年から続く特例の「コロナ減免」は今年度も続きますが、比較するのが支援金等を除いた令和3年の収入(売上)と今年度の収入で3割以上減が条件となっています。支援金の申請した飲食店などはほぼ対象外となると思われます。

通常の減免制度
今年度の所得が前年の所得と比べ、30%以上下がった場合には通常の減免制度の対象となりますが、預貯金が一定以上あると申請できないので注意。申請はその月の納付期限の1週間前まで(6月のみ23日までに区役所に電話をしておけば30日までの提出で可)となっており、直近3カ月の売上・経費の計算(月ごとに集計)が必要です。コロナ減免とは違い、通常の減免制度は3カ月に1度の申請が必要です。

国保制度改善を求め保険年金課と交渉

広島民商も加盟する広島市社会保障推進協議会は、6月2日に保険年金課、収納対策部、特別滞納整理課と「払える国保料」「減免制度の改善」「機械的な徴収の改善」「子どもの保険料・医療費補助の拡充」「傷病手当の拡充」などを申し入れました。

コロナ減免について
支援金等を含めた収入金額と今年度の営業収入を比較してコロナ減免をすべきと要望しました。

滞納者への対応について
国保料は前年の所得によって決まるため、急な失業や収入減で支払いが難しくなる場合もあります。
被保険者の状況を各区役所の担当保険年金課がしっかり把握し、減免制度も積極的に活用し、安易な滞納処分・差し押さえは行わず、生活を脅かさない対応を要望しました。

資格証明書について
引き続き命に関わる資格証明書は発行を控えるよう要望しました。

コロナ陽性者の傷病手当
事業者にも拡大するべきと要望しました。今後も継続して要請を続けます。