融資が通る資金繰り表の作り方

10月31日、経営対策部会は融資の際に重要視される「資金繰り表」について学習し、ZOOMも併せて11名が参加しました。始めに事務局から「資金繰り表とは事業の過去から現在までのお金の流れから今後の予測を表にしたもので、お金の流れが可視化されて経営改善や融資の際の説明根拠として活用できる重要な資料になります」と説明。実際に資金繰り表を用いて作成方法を解説しました。

参加者からは「過去の収支はわかるけど、未来の売上や支出はどうやって考えればいいのか?」と質問があがりました。事務局は「未来の売上の算出方法(※別表)は業種によって考え方は異なりますが、自分の業種に合った考え方に今までの経験や季節の変動をプラスして考えてみましょう。支出に関しては売上による変動の無い固定費(家賃や会費など)から先に計算し、売上によって変動する支出(仕入など)は先ほど方法で算出した売上に沿って原価率などを使い計算してみましょう」と答えました。

最後に以前、金融機関に勤めていた喜田さん=神辺・不動産=から「資金繰り表は融資の際に非常に重要です。売上を上げることが難しい今の時代は、支出を抑えて利益率を上げていく資金繰り表を作ることが融資が通るポイントの一つになっています」と自身の経験をもとにアドバイスをしてくれました。参加者は「実際に金融機関に勤めていた会員から話しを聞けてとても参考になった」と感想を話してくれました。