県連「民商大好き交流会2023」

商売と税金をテーマに交流 税務調査対策も寸劇で

広島県商工団体連合会(県連)は11月18日(土)~19日(日)の両日、神田山荘を会場に「民商大好き交流会2023」を開催しました。
広島北民商からは婦人部役員や、安古市中支部、高陽支部なども参加の呼びかけに応えて参加していただき、12名の参加となりました。全体では59名の参加でした。
メイン企画は、
①「商売を語る会」
②「SNS活用」
③「自主計算活動と、 不当な税務調査を許 さない運動」
の3つで、間に分散会を挟んで意見交換もしながら、充実した交流会となりました。

民商の魅力ももっと知って
初日の①「商売を語る会」では、3名のパネリストが、事業を伸ばす努力や工夫を交流し、民商で相談し要求解決してきた経験など、民商の魅力も語り合いました。
「インボイス学習会を要求運動部や支部の仲間と開催している」、「支部で会員を訪問して、様子を聞くようにしている」など、民商の活動でもがんばっている様子が元気に語られました。
「SNS活用」では、『商売に活かせるSNS活用』をHP制作業を営む黒田さん(広島民商)が、『民商の活動を紹介するSNS活用』を寺田県連事務局長が、それぞれ紹介しました。
2日目の③「自主計算に磨きをかけ、不当な税務調査を許さない運動」では、インボイスと税務調査の現状について解説があり、続いて税務調査の対応と民商の対策会議の様子を寸劇で紹介。さらに3名のパネリストを中心に自主計算活動についても交流しました。
寸劇は広島北民商が中心となり、横畑さん、伊勢さん、大久保さんが出演。税務調査への対応方法、支部や税金対策部で開く対策会議の様子などを実演しました。
参加された方々も熱心に見ていただき、少しでも参考になればと思います。
続く、パネルディスカッションには大久保さん(副会長、可部亀山支部長)が参加。
27年続く法人集団申告の活動では「税対部員が毎月呼びかける中で、法人の会員の意識も変わってきた。税務相談停止命令制度への対応を会員みんなで学んで行く必要がある」と訴えました。
一緒に登壇した三原民商の会員さんが自主記帳・自主計算を頑張っているとの報告も受け、コーディネーターの藤井県連副会長(福山民商)が、「私たち中小業者はインボイスという地獄の門をくぐらされた。自主計算の運動をつらぬくとともに、インボイス廃止の運動も強めていきましょう」とまとめられました。

商売や活動の悩みや工夫も出し合う
分散会では、民商の活動や商売の状況などを交流し、仲間をふやす運動の取り組みも意見交換しました。
組織教宣部の伊村部長(副会長、安古市中支部長)は「会員訪問を通してインボイスで困っている状況も沢山出てきた」と報告すると、他の参加者からも「役員が相談に乗ってあげられるようにしよう」、「前向きの活動になるように、できる人ができる事を明るく取り組めるよう心がけている」などの意見も出されました。
交流会に両日参加した久村会長は「コロナ禍から、物価高騰、インボイスで、中小業者には3重苦です。改めてインボイス廃止の運動を強めて続けて行かないといけない」と決意を語られていました。そして「コロナ禍もあり、会員や役員さんの民商活動への参加が少なくなっていますので、ぜひまた参加してもらいたいと思います」と話されています。
商売と税金をテーマに関心も高く充実した交流会となりました。