役員23名が地域で会員訪問 ポスター貼りや署名も

炊き出しで楽しく元気な行動に
1月21日(日)、今年の春の運動で最初の拡大行動として、会員訪問にとりくみました。
参加は役員23名と事務局の計26名。支部長さんが5名、婦人部役員さん8名、共済役員さん6名など、各支部から多くの参加があり、元気が出る取り組みとなりました。伊村組織教宣部長がこの日の行動内容を説明し、2~3名ずつのグループを作って訪問先を分担しました。
今回は確定申告の時期に向けて、インボイスで困っている人などを民商に紹介してもらい、仲間を増やすための声かけをみんなでおこなう事に。
訪問先ではインボイスの相談や署名のお願いもして、広島ドラゴンフライズの朝山選手が登場する新しいポスターの貼り出しもお願いしました。

仲間同士交流し、紹介も広げ
この日一日で97件のお宅を訪問し、57名とお話をすることができました。訪問先の飲食店でポスターを広げていると、居合わせたお客さんが「この人知っているよ」と反応もあり、「見てもらって関心を持ってもらえれば」と早速手応えを感じた組もありました。また、インボイスの事では訪問先でも対話になり、対応に困っているといった声も聞かれました。署名にも協力いただき、1日で74名分の署名が寄せられました。震災義援金を託していただいた方もいました。

お昼は事務所に一度帰って、婦人部の片山さん、田村さんに炊き出ししていただいたご飯をいただきました。
暖かく美味しいご飯を用意していただき、参加者同士の交流にも花が咲き、午後からの行動にも元気に出発することができました。

仲間を増やす運動では、相田・西支部の会員さんが、独立して頑張っている息子さんにも民商で相談をと入会してもらうことになりました。
可部北支部の山下さんは、元会員さんに商工新聞を読んでもらうなど2名の読者をふやし、婦人部員も2名の会員さんにお願いして入ってもらうなどの成果となりました。
他にも2名の読者がふえ、仲間を増やす運動では、入会1名、読者4名、婦人2名の成果となりました。

これから確定申告の時期に入り、インボイス登録で不本意ながら消費税申告が必要になる方も沢山いる一方、全国30万人以上が相談先が無いとも言われています。「インボイスの事なら民商がチカラになります!」と、周りの業者仲間にもぜひ民商をご紹介ください。

消費税の初申告者など対象に消費税申告・事前準備説明会

特例で安心せず、制度中止求めよう
1月17日(水)に安佐南区民文化センターで、安佐南区の支部会員のうち、インボイス登録で課税業者となった『元免税業者』を対象に「事前準備説明会」を開催しました。
各支部での声かけもあり、対象となる会員さん、支部役員さんら28会員・32名と多くの方に参加していただきました。

初めに竹本税金対策部長が、消費税申告の対応とインボイス中止の運動への参加を訴えて開会あいさつし、続いて陶山事務局長がレジュメと資料を使って準備する内容などの説明をしました。

まず、請求書の書き方や、取引先との対応などを改めて確認し、続いて実際の売上額を元に、
①2割特例が使えるかどうかの判定と、
②2割特例を使った令和5年分の消費税額の試算を、数字を当てはめながら確認していきました。
例えば10~12月の売上が220万円(税込)(年間880万円)の場合、
今回の消費税額は4万円となりますが、令和6年分からは1年分の計算となるので4倍の16万円に。
さらに2割特例が終わると、建設業の手間請け(第4種)や飲食店はその2倍の32万円の納税額になるなど、簡易課税で1.5倍~3倍もの税金負担となります。

これらの納税額は、そもそも制度が無ければ負担しなくて良かったもので、参加者からも「そんなに払うの!?」と驚きの声が上がっていました。「インボイス制度を中止させないと、消費税があるのが当たり前の世の中と同じように、インボイスがあるのが当たり前になってしまい、中小業者ほど重たい負担増が、ずっと続くことになる。制度は中止すべき」と反対運動と署名への参加を重ねて訴えました。

参加者のSさんは「参加者も多く、民商で一緒に対策しようと皆さんの関心が高いと思いました。勉強になりました」と話されていました。
竹本税対部長からは、「予想より多くの方が来てくれて良かったです。実際に計算してみる事で、消費税の大変さが分かったのではないかと思います。隣同士で教え合っている様子もありました。申告に向けて自主計算で準備をしてもらいたいと思います」と感想を話していただきました。

振興条例の制定と中小業者支援を求め、市・経済観光局と懇談

広島北民商と広島市内民商が合同で、12月27日(水)に広島市・経済観光局・産業振興部などと懇談をおこないました。北民商の久村会長、大久保副会長、陶山事務局長を含め、市内4民商で計8名が参加。
日本共産党からも清水貞子さん(安佐北)、中村孝江さん(安佐南)ら市議会議員6名全員が同席し、市政の動きや問題点も踏まえた懇談となりました。

支援の拡充・改善を
今回の懇談は、民商が長年求めている「小規模企業振興条例」の制定と、物価高に苦しむ中小業者への直接支援を求める内容でした。
「20%ポイント還元」(前号で紹介)の周知不足が問題となっていて、6億円の予算に対し、登録店舗は542店舗。安佐南区53店舗、安佐北区はわずか17店舗です。
予算の有効活用や、業務委託先まかせの周知不足などで、責任感の薄い回答に終始しました。
参加者からはインボイスで地域の職人がつぶされる実情も訴え、「まずは住民・自治体へ理念を示す条例を作るべきだ」との声が相次いで出されました。

私達の声届けよう
6名に増えた日本共産党の議員団は、議会や委員会でも発言機会が増え、市政での役割発揮が期待されています。高すぎる国保や、「小規模修繕」活用などでも意見交換し、連携を強めていきたいと思います。

電子帳簿保存2024年1月からの対応は?

電子帳簿保存法のうち、「電子取引データ保存の義務」が2024年1月から始まります。対応や準備ができていない場合の猶予措置があるので、対応方法を確認しましょう。

電子取引データの保存義務と猶予措置
 領収書・請求書などをメールなどでやりとり(=電子取引)した時、「一定の要件を整えて取引データを保存すること」が、全事業者に義務付けられます。ただし、簡素な保存形式を認める「猶予措置」(以下)が設けられています。

◇電子取引のデータ保存【猶予措置】(要旨)
 改ざん防止や検索機能など、保存時に満たすべき要件に従って電子取引データを保存できない際、
以下のような場合は電子データを単に保存しておくことができる。
①税務署長が相当の理由があると認める場合
 ※「相当の理由」の事例(国税庁リーフ)より…「人手不足」「システム整備が間に合わない」「資金不足」など、幅広い理由で認められます。
②税務調査などの際に、電子取引データのダウンロードの求めおよび、電子取引データをプリントアウトした書面の提示・提出の求めに応じられるようにしている場合
 ※データを消さずに残し、印刷した書面が用意されている状態

◎電子帳簿保存法の他の対応…「電子帳簿保存」と「スキャナ保存」の適用は、現在のところ任意
(希望する方のみ)です。

県連「民商大好き交流会2023」

商売と税金をテーマに交流 税務調査対策も寸劇で

広島県商工団体連合会(県連)は11月18日(土)~19日(日)の両日、神田山荘を会場に「民商大好き交流会2023」を開催しました。
広島北民商からは婦人部役員や、安古市中支部、高陽支部なども参加の呼びかけに応えて参加していただき、12名の参加となりました。全体では59名の参加でした。
メイン企画は、
①「商売を語る会」
②「SNS活用」
③「自主計算活動と、 不当な税務調査を許 さない運動」
の3つで、間に分散会を挟んで意見交換もしながら、充実した交流会となりました。

民商の魅力ももっと知って
初日の①「商売を語る会」では、3名のパネリストが、事業を伸ばす努力や工夫を交流し、民商で相談し要求解決してきた経験など、民商の魅力も語り合いました。
「インボイス学習会を要求運動部や支部の仲間と開催している」、「支部で会員を訪問して、様子を聞くようにしている」など、民商の活動でもがんばっている様子が元気に語られました。
「SNS活用」では、『商売に活かせるSNS活用』をHP制作業を営む黒田さん(広島民商)が、『民商の活動を紹介するSNS活用』を寺田県連事務局長が、それぞれ紹介しました。
2日目の③「自主計算に磨きをかけ、不当な税務調査を許さない運動」では、インボイスと税務調査の現状について解説があり、続いて税務調査の対応と民商の対策会議の様子を寸劇で紹介。さらに3名のパネリストを中心に自主計算活動についても交流しました。
寸劇は広島北民商が中心となり、横畑さん、伊勢さん、大久保さんが出演。税務調査への対応方法、支部や税金対策部で開く対策会議の様子などを実演しました。
参加された方々も熱心に見ていただき、少しでも参考になればと思います。
続く、パネルディスカッションには大久保さん(副会長、可部亀山支部長)が参加。
27年続く法人集団申告の活動では「税対部員が毎月呼びかける中で、法人の会員の意識も変わってきた。税務相談停止命令制度への対応を会員みんなで学んで行く必要がある」と訴えました。
一緒に登壇した三原民商の会員さんが自主記帳・自主計算を頑張っているとの報告も受け、コーディネーターの藤井県連副会長(福山民商)が、「私たち中小業者はインボイスという地獄の門をくぐらされた。自主計算の運動をつらぬくとともに、インボイス廃止の運動も強めていきましょう」とまとめられました。

商売や活動の悩みや工夫も出し合う
分散会では、民商の活動や商売の状況などを交流し、仲間をふやす運動の取り組みも意見交換しました。
組織教宣部の伊村部長(副会長、安古市中支部長)は「会員訪問を通してインボイスで困っている状況も沢山出てきた」と報告すると、他の参加者からも「役員が相談に乗ってあげられるようにしよう」、「前向きの活動になるように、できる人ができる事を明るく取り組めるよう心がけている」などの意見も出されました。
交流会に両日参加した久村会長は「コロナ禍から、物価高騰、インボイスで、中小業者には3重苦です。改めてインボイス廃止の運動を強めて続けて行かないといけない」と決意を語られていました。そして「コロナ禍もあり、会員や役員さんの民商活動への参加が少なくなっていますので、ぜひまた参加してもらいたいと思います」と話されています。
商売と税金をテーマに関心も高く充実した交流会となりました。

もみじ銀行・本店と懇談

伴走支援手続き簡略化で、件数増も中小業者への支援を引き続き要望
11月8日(水)、広島北民商は、毎年おこなっている県連「金融機関本店懇談」の一環として、もみじ銀行本店と懇談しました。北民商からは久村会長、寺本要求運動部長、婦人部役員の片山さん(安古市東)、原さん(北広島)、牛田事務局員の5名と、広島民商から石立事務局長、高岡事務局員を加え、7名で訪問しました。

もみじ銀行は、事業性評価部の高橋上席評価役と、カスタマーサービス部の尾越主任調査役の2名が応対し、事前に届けていた申し入れ(左記)に沿って意見交換しました。以下、寺本要求運動部長の報告です。

【融資について】
 ①「コロナ融資(ゼロゼロ融資)は5千件位はあった。返済が始まりだして、全体の25%位の『借りたが、使わないで預金をしていた』という方が一括返済された。その他の方は、条件変更や伴走支援型特別保証に借換え等をおこなっている。」
 ②「伴走支援型特別保証は建設業が最も多く、続いて製造業、小売業の順だった。伴走支援型特別保証は個人事業者の方もおり、200~300万円位の事業者の方もいる。平均すると2千万円位。1億円以上は無く、一番多い方でも7千万~8千万円位。件数で661件、金額で約158億円を実施している。(23年9月現在)
 他行でゼロゼロ融資後に困っている方がいたら、伴走支援型特別保証の借換えなどの相談にも応じたい。」
 ③「伴走支援型特別保証は、制度スタート時は手続きが難しかったが、今年(2023年)になって申請書が簡略化され、利用される方が増えている。」と回答がありました。
 今回、事前資料の用意をお願いしていたので、数字で見て、改めて活用が増えていることも分かりました。
 他行でゼロゼロ融資を受け、伴走支援型特別保証の利用を他行が渋った場合、「もみじ銀行」で相談を受けることができるとも言ってくれました。
 ④「伴走支援型特別保証を優先的に勧めている。」

【税務調査等について】
 ①「税務調査については従来通り、税務署員には銀行に来ていただいて確認をして頂いている。」
 ②「本人に確認するように徹底している。支店長会議でも確認している。最近は税務署より自治体から(住民税や国保等の滞納)の問い合わせが多い。」
 ③「ピピットリンクを導入しているが、使用は一回もしていない。」ホームページには導入と載っていました。

【その他】北民商からの質問
 Q.「もみじ銀行」のこれからの売りは何ですか?
 A.「①現在は人材に力を入れており、企業に人材を紹介している。②後継者不在問題(人材マッチング)の取り組み。③地域産品の販売開拓支援など、地域課題の解決さらなる地方創生への取り組み。」

最後に、「コロナ後も物価高騰や2024年問題など、事業者にとって大変な状況が続いています。引き続きの支援をお願いします」と要望し、懇談を終えました。

【その他回答など】
 融資については、他行で敬遠されがちな伴走支援型特別保証を、手続きの簡略化もあり、もみじ銀行では積極的に利用していることが実績でも示されており、今後も引き続き事業者のためになる支援を再度お願いすることができました。
 税務調査については、昨年の懇談時には「税務調査時でのオンライン照会(ピピットリンク)は、システムを動かすのには多額の費用がかかるため、今のところ使っていない」という回答でしたが、今回はピピットリンクは導入され、ホームページでも紹介されていました。まだ一度も利用はしていないとのことでしたが、これから先は使うのではと感じました。
 「もみじ銀行」が取り組みを強めているものとして、「2022年度から2024年度までの3年間を『YMFG中期経営計画』を立てて、『地域の豊かな未来を共創する』をテーマに地域・お客様本位の事業活動に邁進(まいしん)する」とのことでした。
 後継者問題など、中小業者の抱える問題は沢山あります。融資だけではなく、商売を持続経営していくための協力もしていただける取り組みは、是非これからも持続していただきたいと思いました。

【参加者のひとこと】
・銀行で融資を受けたことはありませんが、税務調査時(反面調査)に来た時に、情報を出して欲しくないと思いました。新しいピピットリンク導入はしているけれど利用はしていないとのことでしたが、本当にそれを信頼していいのか分かりませんでした。
【安古市東支部 婦人部役員 片山清美さん】

・融資の制度も、しっかり身に染みて考えて融資を受けるといった機会が、今は無くなっているので、しっかり融資のことも勉強したいと思いました。
【北広島支部 婦人部役員  原繁子さん】

・もみじ銀行とYMFGの取り組みで、地方創生のコンサルティング、人材確保・紹介といった取り組みは、小規模事業者が利用するには良い取り組みだと思いました。
 小売店などでは、行員に相談・協力してもらい、ポイントやクーポンを作って顧客増などにつながるなど、良い取り組みになるのではないかと思いました。
【広島北民商会長 高陽支部 久村 守さん】

婦人部が恒例の秋の日帰りレク 素晴らしい出会いが待っています

11月5日(日)、婦人部恒例の秋のレクリエーションが今年は『いこいの村しまね』で開催され、1歳から85歳までの34名が参加しました。
前日まで天気が心配されましたが、当日は暑いぐらいの晴天に恵まれました。今回は道中に「道の駅・瑞穂」へ立ち寄り、まずは買い物を楽しんでから現地に向かいました。午前中に寄ったので、道の駅ではとても大きな白菜や大根など立派な野菜がたくさんあり、それを見たみなさんから「ワー!凄い!」と思わず声が出ていました。それぞれに買い物を楽しんでもらい、婦人部三役さんたちは、恒例のビンゴゲームの景品を現地の物で喜んでもらおうと買い出しをしていただきました。
現地に11時過ぎに到着し、婦人部長の中島さんからあいさつをしていただいた後、可部北支部の瀬戸さんに乾杯の音頭を取ってもらい、みんな笑顔で元気よく「乾杯~!!」少し早めの食事をスタートしました。
料理もとても美味しく、食べ切れないほどの料理が出て、みなさんお腹がパンパンになり、今夜は夕食はいらないねと話をされていました。食事の終盤でビンゴゲームを楽しんでもらい、食事が終わった方から於保知(おほち)盆地が一望できる大浴場に入る人、久しぶりの再会で話に花が咲く人と面々に過ごし、出発間際まで楽しみ帰路につきました。
日頃の疲れを癒し、リフレッシュ!主婦にとって何かと忙しい年末年始に向けて充電できた1日となりました。
【牛田記】

絶好のレクに
天候にも恵まれた絶好の場所での婦人部レクリエーションでした。
天空の城を思わせる場所で美味しい料理。ゆっくり、のんびり、久々に出会えた方々と会話が出来て良かったです。途中、道の駅に立ち寄り、野菜など購入もできて、私は大きな大根を購入でき満足でした。買い物も女性には必要な行事ですね。
都合悪く参加出来なかった方々、次回には是非参加くだされば素晴らしい出会いがいっぱいありますことを伝えたいです。計画から準備にと、いろいろお世話くださった方々には感謝でいっぱいです。
【あさひ支部 岸幸子記】

ひとこと感想
・天気も良くお風呂の眺めが良かった。露天風呂がなかったから淋しかった。
・料理もお腹いっぱいで、楽しかった。
・ご飯は美味しくて、楽しくて料理の盛り付けも良く、みなさん喜んでいましたね。
・天気が心配だったけど天気が良くて良かった。初めての参加、楽しかったです。
・コロナ禍以降、従業員の人数を最小限でされているんだと心配になりましたが、とても良くしていただきました。

拡大行動で会員訪問

1日で会員比1割以上を訪問 インボイスの疑問やトラブルも

広島北民商は10月29日(日)、拡大行動・会員訪問をおこない、婦人部の定本さんと、久村会長ら三役さん、事務局員の合計7名が参加しました。
当日集まったメンバーが2~3人で一組となり、それぞれ任された支部・地域を周りました。
伊村副会長・共済理事長と私(礒道)のペアは、相田・西支部の地域を周り、10件のお宅で対話ができました。今回、インボイス制度が運用開始され多くの相談が事務局に持ち込まれていたため普段話しができていない会員さんたちの状況を確認したり、インボイスでのトラブルが起きていないかなど聞いてみました。

会員さんの家やお店では様々な話題が出され、「インボイスの登録をしていないと、11月から未登録業者は消費税(分)をもらえなくなると聞いたけど」といった誤解や、「登録したけれど、年末調整や他の制度でもインボイスに関して変更点はありますか」といった質問もありました。

他にも、「(適格)請求書を出したけど、取引先から修正してほしいと言われて作り直した」といった事例もあり、事業者さん同士が手探りしながら対応しているのを感じました。そういった状況ですので、会員さんだけでなく、周りの業者さんにも困っている人が多くいるだろうと思われます。
この日も会員さんを訪問しながら、「インボイスで困っていませんかと、周りに声をかけてください」とお願いしました。
また会員訪問の間には会費の長期未収克服も目指しましたが、残念ながら会う事ができませんでした。
「今日は参加できないので」と、可部北支部の山下さんが商工新聞読者を増やして報告していただきました。今回の訪問で53件(会員比1割)の会員さん宅を訪問し、28名と話ができました。
お留守の家には「民商でこんな相談が出来ます」チラシなどの宣伝物を入れさせていただきました。
ガソリン税凍結・インボイス廃止の署名には35名の方が協力してくれました。
今回の訪問で直接の拡大成果とはなりませんでしたが、日頃なかなか会えない会員さんたちの顔が見られて話ができました。こういった行動を続けていくことで、会員とのつながりが生まれ、拡大につながって広島北民商という組織を強く大きくする事ができると思います。
これからも続けて行きますので次回はより多くの参加で元気な会員訪問ができたらと思います。

全国クレサラ・生活再建交流集会

強権的な徴収 事例に学び一緒に対策を 
要求運動部長 寺本政喜さん
10月23日(月)、クレサラ交流会の第6分科会「被害事例に学ぶ、滞納処分対策の具体的方法」にオンライン参加しました。参加は要求運動部から、久村会長、寺本部長ら6名でした。
滞納処分対策全国会議代表の角谷税理士は、「無理な納付計画の押し付けは認められていない」上で、「申告納税制度では、滞納者への厳正かつ的確な対処が求められている。そのため猶予制度を設けて、実情に即し納税者から十分聴収して誠実に対応することとされている」。
分納額は合理的かつ妥当な「滞納者の事業の継続又は生活の維持を困難にすることなく、期間内に各月において納付する金額」=「精一杯の金額」とされていることなどを解説しました。
換価の猶予は「申請型」が創設された一方で、従来の「職権型」担当官が渋り、あまり使われていない。
納税の「誠実な意思」とは、現在の誠実性(優先的に納税)や過去の納税実績(約束の完全履行)など、到底受け入れられない内容が多いなどの状況も交え、納税猶予措置の活用について話されました。
滞納処分対策全国会議・事務局長の佐藤弁護士は、総務省の自治体宛の税務行政の留意事項で「滞納処分で生活困窮となる場合には執行停止ができる」、「各自治体で滞納者の個別・具体的な実情を十分に把握し、適正な執行に努めること」などの内容を紹介。
平成31年の財務金融委員会で日本共産党の質問に稲岡政府参考人が「地方税に関しても、個々の実情に即し、適切に対応することが基本」と答えているものの、現実には違法な徴収が続いている事なども報告しました。

安佐南北の区役所と懇談

広島市「小規模修繕契約希望者登録制度」の活用を求め

9月27日(水)、広島北民商と安佐南北登録者連絡会は、午前中に安佐北区役所、午後から安佐南区役所と「小規模修繕契約希望者登録制度」の活用について懇談しました。

安佐北区役所登録業者の把握を
安佐北区役所との懇談では久村会長、寺本要求運動部長、登録者連絡会の高竹代表ら7名が参加しました。区役所側は上岡区政調整課長ら3名、学校事務センターから2名が応対しました。
上岡課長は以前、安佐南区の区政調整課にいた事もあり、「制度については理解しています。
制度を使うように言っています」とのことでしたが、令和3年度の発注件数は該当工事218件の内32件しか登録業者に発注されていないことの説明などを求めました。
学校事務センターからは「小学校等からの依頼は沢山あるが、正直、登録業者の名簿を把握していませんでした」との回答があり、参加者から「しっかり把握して登録業者にまんべんなく発注してほしい」と要望も出されました。

安佐南区役所 登録業者の把握を
午後は安佐南区役所との懇談。川内支部の竹本さんも駆け付け、8名で参加しました。
区役所側は百合野区政調整課長ら3名、升島地域起こし推進課長ら3名が応対しました。
参加者から「以前は発注件数100%の時もあったのに、なぜ今はそれが出来ないのか」といった声も出されました。
区役所側の回答は「緊急性があるか、ないか」というものが多かったですが、「登録業者では対応できないと思っているのか」、「発注が無ければ登録業者も減ってしまう。自分達も周りの業者に登録を進めるが、登録をしていても一度も連絡が来ないという声を聞く。そういった事が無いように偏らず発注して欲しい」と訴えました。
区役所側も「名簿を活用し、行政として出来ることをしていきます」という言葉が聞けました。