インボイス登録取り下げ申請をしたのに

10月~12月分の消費税を払わないといけない?!
Aさんは令和5年8月に令和6年1月1日からの有効になるインボイス登録を申請してしていましたが、「やっぱり消費税は払いたくない!」と制度施行前の9月12日に取り消しの申請を行いました。
今年に入って税務署より、令和6年1月1日にインボイス登録されているにも関わらず「あなたの取り消し申請は10月26日にされているので取消申請の期限が制度開始前の9月末までのため間に合わない。10月から12月までの消費税を払わないといけない」と連絡があり、登録の適用が令和6年1月1日であることや9月に取り消し申請を出したと言うと「証拠があるなら見せてほしい」と言われました。
納得できないAさんは民商に相談し、改めて自宅に来た通知書類を探すと9月12日に取消申請の郵送をして9月15日に受理した旨の取り下げ決定通知書が出てきたため、税務署に再度連絡して確認したところ、態度が一変して担当者が謝罪して登録の取り消しを認めて貰えることになりました。
「本来、令和6年1月1日からの申請をしているのに確認もせずに10月から12月の消費税を払えというのはひどい」と憤っていたAさんでしたが最終的にはしっかりと自分の主張が認められ、ホッとしたと同時に税務署のいい加減さに呆れるAさんでした。

広島県・インボイスアクション

インボイス廃止、消費税減税の声を広げよう!!
フリーランスや小規模事業者に多大な痛みを伴うインボイス制度を廃止に追い込もうと、西部民商では県内一斉インボイスアクションに取り組んでいます。
直近の活動として、12月19日に宣伝行動を実施しました。
当日は小雨にも関わらず、宣伝カーを先頭に軽トラックや軽自動車で計3台、4名が参加して西部民商事務所から五日市コイン通りに進み、宮島街道、廿日市市役所、廿日市税務署、JR廿日市駅、佐方商店街などを通り、婦人部で新たに吹き込んで貰った音声を流しながら西部民商事務所に戻りました。
宣伝行動の後、参加した会員さんとの会話の中では、税金のことについて「税金は取られるもんじゃない。払うものだ」「消費税は預り金ではなく対価の一部だ」「インボイスの難しい事務処理はどうするんだ」など消費税の問題点を話されていました。
来年、1月23日(火)には、新年になって初めてのインボイスアクションを行います。
軽トラックだけでなく、普通車、軽自動車でも参加出来ますので、お時間のある方はぜひご一緒に参加してインボイス廃止、消費税減税を訴えましょう!

インボイス廃止・消費税減税を!インボイスアクションを実施

インボイス制度はフリーランスや小規模事業者の負担を激増させるなど、経済社会に重大な影響を及ぼしています。
このようなフリーランスや小規模事業者に痛みを伴うインボイス制度を廃止に追い込もうと、毎月、西部民商では広商連の県内一斉インボイスアクションに取り組んでおり、今月は21日に宣伝行動を実施しました。
今回の行動には役員・会員さんなど7名が集まり、宣伝カーや軽トラ、軽自動車など5台が集まり、事前に婦人部の役員さんに音源を吹き込んで貰った音声を流しながら、事務所より五日市コイン通り、宮島街道、廿日市税務署前、JR廿日市駅、佐方商店街等を回って宣伝行動を行いました。
通行人は若干少なめでしたが前回に比べてマイクではなく音源にしたことで音量が上がったためか、通行人の方がかなりの確率で振り返っていました。
来月は12月19日(火)に行いますので時間のある方はぜひご参加下さい!

〝金融機関本店へ懇談〟広島信用金庫

広商連が全県で毎年行っている金融機関本店懇談ですが、西部民商は広島信用金庫本店との懇談を13日(月)に行い、坂井会長、香川副会長、関事務局長の3名が出席、広信からは佐藤隆行常任理事・融資部長以下4名が出席されました。
 懇談では要望について以下の回答を貰いました。

【融資相談等について】
・物価高騰に苦しむ事業者に新規・追加の融資を速やかに最大限提供してほしい
 伴走支援を中心に積極的にしており、要望には応えている(約600件、166億円実行)

・既往債務の条件変更(返済期間・据置期間の延長、返済の減額等)の申し出に積極的に応じてほしい
 ほぼ無条件で90%後半でやっている。1~2%はその時点で破綻している人がいる。

・コンサル機能を発揮し、小規模事業者へ伴走支援、販路開拓や事業者マッチング等経営支援強化してほしい
 本店のお客様サポート部でビジネスマッチングや人材マッチング、補助金のサポートをしている

・低利の公的融資制度、小規模事業者に有利な融資制度を積極的に紹介・活用と事業性フリーローンへの誘導は行わないでほしい。
 行っていない。どうしてもという人だけ保証協会の低利のものを行っている。

【税務調査等の対応について】
 税務調査等の対応については昨年と同様、全て要望通りに適切に対処しているとのことでした。

昨年に引き続き行った営業動向調査での自営業者の現況を踏まえ、地域経済を守る立場で自営業者に更なる支援等を訴えました。
11月12日に拡大統一行動を行い、坂井会長、香川副会長、関事務局長、竹島西支部長、奥本廿日市支部長の5名が参加しました。
拡大統一行動では会員さんへ現況確認や民商の活動への参加、新会員の紹介のお願いを行っています。午前中に東支部、午後は2手に分かれて西支部と廿日市支部をそれぞれ周り、31件中、18名の会員さんやご家族と話をすることが出来ました。
今回の訪問では署名のお願いとインボイス学習会への参加を呼びかけ、会員さんの周りで困っている人に「民商へ相談」の声掛けをお願いしました。
今後も定期的に訪問活動を続けていきます。

ボウリングで楽しく交流を! 共済会・ボウリング大会

共済会レクリエーションのボウリング大会が11月5日(日)の3連休最終日に佐伯区のミスズボウルで開催され、会員さんやご家族など20名が参加しました。
ボウリング大会は坂井会長による始球式で始まり、2ゲームを行いました。共済会での開催は8年ぶりということもあり、参加した皆さんは久しぶりにボウリングをした人がほとんどでしたが、皆が真剣に「ストライク」を狙って奮闘しました!

参加した会員さんからは「ボウリング場の入口にストライクの取り方の解説があったのでちゃんと読んでおけばよかった」「最初は自然体だったので簡単にストライクが取れてたけど、2ゲームめでストライクを取ろうと狙いだしたら全然上手くいかなくなって残念!」等々、楽しくボールを投げつつ、仲間同士、楽しく交流を図りました。

10月に入会した会員さんも、今回のボウリング大会に参加され「久しぶりにボウリングをやったのでとても楽しかった」と感想を述べられていました。
ボウリングの後、三村共済理事長のあいさつでは「近年の温暖化によって素晴らしい青色の秋晴れが見えなくなり物価上昇で食べることも制限され生活が苦しい。それでも営業を続ける中で健康は最優先。今日のボウリング大会では順位に関係なく和気あいあいと楽しいひとときを共有できたことは良かった」と語られ、最後に共済拡大の協力を訴えました。
次に皆でお弁当を食べながらボウリングの結果発表と景品の贈呈が行われました。優勝した会員さんからは「1年に1回しかボウリングをする機会がないので今日は参加出来て楽しかった。優勝してビールが貰えたので良かった」と感想を述べられました。

活気ある婦人部をめざして

婦人部が団結してプレゼント配布に奮闘
婦人部幹事会が1日に開かれました。
幹事会では、隅田幹事より県婦協幹事会の報告で山口県で開催する日本母親大会(25日、26日)と県連主催の民商大好き♡交流会(18日、19日)が開催されることから、山本婦人部長が婦人部幹事さんへ参加を呼びかけました。
プレゼント配達についてはこれまで10月より各支部の会員さんが手分けして配達を行い、11月1日時点での配布状況は中支部と廿日市支部がほぼ完了、西支部16、東支部13、湯来支部6、大竹1となっており、今後、残りのプレゼントをどのように配るか検討が行われました。
また、西部民商では11月12日(日)に拡大統一行動を予定しており、プレゼントの配布を兼ねて婦人部員さんへの対話のきっかけにもなるのでぜひ参加してほしいと訴えました。
続いて消費税廃止各界連絡会が毎月行っている宣伝行動に合わせて「インボイス廃止・消費税減税」を訴える宣伝行動を21日に予定しているため、宣伝カーや軽トラだけでなく、普通車の場合でも参加できるのでぜひ参加してほしいと呼びかけました。
スマイルサロンについては12月は来年の干支である「たつの置物」を作ることが企画されました。

※幹事会後に山本婦人部長、隅田幹事、前本幹事、関事務局長の4名で東支部の8名にプレゼントを配りました。年末までに加入している婦人部員さん全員にプレゼントが配布できるように配布を続けていきます。

新会員歓迎会を開催 新しい仲間を迎えて交流

西部民商では新しく入会された方に「民商のことを良く知って貰って活用してもらおう」と新会員歓迎会を定期的に開催しています。
今月は23日に開かれ、歓迎会には中古自動車販売業のAさんと塗装業のBさんの新会員さん2名が参加され、役員からは東支部の片岡支部長をはじめ婦人部の役員さん、廿日市支部からは奥本支部長など7名が参加しました。
坂井会長のあいさつの後、「ようこそ民商へ」のDVDを視聴し【民商とはどんなところ】か【どのような活動をしているのか】を知って貰ったところで役員さんの自己紹介をして交流を行いました。
東支部の片岡支部長からは「せっかく民商に入ったのだから民商をどんどん活用してほしい」と語られていました。今後も多くの会員さんに民商の良さを知ってもらうために歓迎会を続けていきます。

全会員への呼びかけを目標に「営業動向調査」を取り組んでいます!

〝会外の中小業者にも営業動向調査で民商をアピール!〟

会員さんたちの実態をつかみ会員拡大を広げていく「営業動向調査2023」の取り組みが進んでいます。
8月20日(日)には竹島西支部長、山本婦人部長と関事務局長で西支部、東支部の会員さんを訪問。
29件中19人の会員さんと対話を行い、留守の方にも「営業動向調査」を配って事務所へ持ってきて貰うかFAXやウェブアンケートで回答して貰うように呼びかけました。
廿日市支部では、奥本支部長、香川副会長が中心となってそれぞれ廿日市支部の会員さんを訪問し、多くの支部会員さんに呼びかけをして「営業動向調査」の取り組みに参加して貰っています。
奥本支部長は「会外の人でもいいなら知り合いの中小事業者にもあたってみるよ」と、これまでに14件の会外の中小事業者から「営業動向調査」に回答を貰うことが出来ました。
中には会員さんへ「営業動向調査」を貰いに行ったつもりが間違って会外の業者さんのところへ行って「民商です。アンケートをお願いします」とお願いしたにも関わらず、快く回答を貰えたところもあります。
これまでに回答された会員さんからは
「大変きびしい!」
「行政改革、財政改革両方を大胆に断行してほしい」「円安の改善」「マイナンバー制度を中止してほしい」
「5月サミットから仕事が少なくなりました。8月で3ヶ月仕事が月に10日くらい。このままだと職人さんもいなくなります」
「健康保険の減額、インボイス制度の廃止、消費税の減額を希望します」
「消費税の廃止を!」
「国は意見など聞かず、不利な制度ばかり勝手に決定するように思える。これでは商売する者は大変になるばかりで何とかならないものか?生活自体が出来なくなる人が増加する消費税を福祉に使って欲しいです」
「中小企業にこそ手厚い支援を」「積極的な商業誘致」
「過去最高の税収と聞いた。これだけ物価が値上がり続けているにも関わらず、消費税を下げようとしない国に呆れかえる。どこに目を向けて政治をしていのか。人口だって減り続けているのに…日本を潰したいのかと思われる政治、反対!!」
など、国への要望が寄せられています。

インボイス制度に関しては「不安でなにもわ からない。民商さんから話を聞きたい!」など声が寄せられています。取り組みを進める中で、多くの支部会員さんと支部役員さんとの交流も生まれています。
25日(金)には婦人部の役員さんが集まり、中支部を中心に会員訪問を行う予定です。
27日(日)には20日と同様、西支部と東支部への会員訪問が予定されています。
会員訪問で役員さんが来られた際には近況や営業実態など「営業動向調査」の取り組みへの参加をよろしくお願いします!

インボイス登録 どうする?始まったら何すればいいの?

中止・延期の運動も継続!

インボイス制度の開始が狙われる10月1日まで1カ月となりました。
引き続き中止・延期を求めて、8月1日には宣伝デモ行動にとりくみ、それ以降も60名余りの反対署名も寄せられています。不定期開催中の「インボイス対策学習会」も、制度開始が近付くにつれ、再び参加者が増えてきました。
8月22日(火)は、朝・昼・夜の3部構成で開催。19会員22名が参加し、夜の部は竹本税対部長らも参加して一緒に学び合いました。
礒道事務局員が制度の内容や問題点を説明し、業種や業態も様々な参加者からの質問にも答えながら進め、申請を希望する人は最後に項目を一つひとつ確認しながら一緒に申請書を書き上げました。
春先は「元請から申請を急かされる」という声が多かったものの、最近は「まだ何も言ってこない」という取引先が多いようです。
これは政府が「インボイス登録の強要は、独占禁止法違反や下請法違反の恐れがある」と注意喚起したことで、鹿島建設や大林組、住友不動産などの大企業が「インボイスの登録は強要しない。未登録を理由にした取引打ち切りもしない」と方針を打ち出した(商工新聞7月10日号等)ことなども影響していると思われます。この日も学習会で説明を聞いた参加者で、「登録しなくても取引できるなら、それに越したことは無い」と、制度反対の意思も表明して、申請は様子を見るという方も少なくありませんでした。

廿日市税務署と交渉 月末までに全額入れないと差し押さえ?!

建築業のAさんは、5月の廿日市税務署での交渉で消費税の納付計画を変更し、6月から7月31日の間に45万円を支払う計画で支払いを続けていましたが、仕事の状況が厳しい中、これまでに3回に分けて17万円を支払ってきました。7月になって担当者が変わり、新担当者から残りの28万円を支払わないければ差し押さえすると言われました。

驚いたAさんは直ぐに税務署で新担当者と面談しましたが「全額入れなければ差し押さえる」と譲りませんでした。
困ったAさんは民商に相談。2度目の面談で権限のある上司に話をさせてほしいことや自分の商売の現状を切々と訴え、最終的に今月末に8万、来月下旬に20万支払うことで差し押さえを回避することが出来ました。

Aさんからは「民商のおかげで冷静に担当者と話すことが出来た」と言われていました。
現状、厳しい状況は続きますがAさんからは「アルバイトをしてでもあきらめないで絶対に完済する」と決意を新たにされていました。